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 法律、政令、規則

社労士試験を勉強していくと、法律や政令、規則などの言葉が出てきます。
ここでは法律、政令、規則について確認します。

憲法

まず、法律の話の前に、憲法について説明します。
ご存知のとおり、憲法は国の最高法規ですので、憲法に違反する法律は、その部分は無効になります。
この無効かどうかの判断は、最高裁判所が判決することになりますので、現在施行されている法律は、この違憲の判決が出ない限り有効です。
社労士試験では、違憲かどうかは問われることはありませんので、頭の片隅に入れておくだけで結構です。 

法律

普段の生活で、「法律」と言う言葉をあいまいに使っていることが多いと思いますが、法律とは国会で制定されたものを言います。
社労士試験の科目である、労働基準法、労働者災害補償保険法、雇用保険法などはすべて法律になります。
また、法律の改廃も国会で決められます。
法律は、憲法の次に効力があることになります。

政令

政令とは、閣議によって決定され、主任の国務大臣が署名し、内閣総理大臣が署名した後、天皇が交付します。
社労士試験の場合、ほとんどが厚生労働大臣が主務大臣になります。
労働基準法施行令などが政令になります。
○○に関する政令なども同様です。

省令

省令とは、各省大臣が主任の行政事務について、法律または政令の特別の委任に基づいて発する命令のことを言います。
労働基準法施行規則などがこれにあたります。
○○を定める省令なども同様です。

通達

通達とは、法律、政令、省令などの解釈を、関係する行政官庁に通知した文章です。
あくまでお役所内の通知文章ですので、効力がないのですが、社労士試験でも出題されることがあり、無視することはできないものです。

条、項、号

法令は、第1条、第2条のように条数で区分されますが、条の中に段落分ける必要がある場合は、その段落を項と言います。
項は通常2、3のようにローマ数字が使われ、第1項は1とは書かれていません。
また、条、項だけで表しきれない場合、号が使われます。
号は一、二のように漢数字が使われます。

 法律用語

普段の生活であいまいに使われている言葉も、法律では厳格な使い分けがされています。
この使い分けを理解していないと、違う意味にとってしまうことがありますので充分理解する必要があります。
ここでは、基本となる法律用語を解説します。

及び、並びに

AとBが並列のときには、「A及びB」のように使います。
AとBとCが並列のときには、「A、B及びC」です。

では、AというグループにA1とB1、BというグループにB1とB2があった場合
AグループとBグループの場合は、
A1及びA2並びにB1及びB2というように使います。

つまり、「及び」は小さい並列に使用し、「並びに」は「及び」より大きな並列を意味します。

又は、若しくは

AとBがAかBどちらか選択の関係にあるときは、「A又はB」のように使います。
AかBかCが選択の関係にある場合は、「A、B又はC」です。

では、AというグループにA1とB1、BというグループにB1とB2があった場合
AグループかBグループの場合は、
A1若しくはA2又はB1若しくはB2というように使います。

つまり、「又は」は一番大きい選択関係に使用し、「若しくは」は「又は」より小さい選択関係に使います。
「及び」と「並びに」の使い方と反対になりますので注意が必要です。

以上、以下、以内

以上、以下、以内は、数字に使われる言葉ですが、その数字を含みます。

60歳以上であれば、60歳も含まれ、60歳より年上の人も該当します。
100万円以下であれば、100万円も含まれ100万円より少ない金額がすべて該当します。
10日以内であれば、10日も含まれ、10日より短い日数も該当します。

未満、超える

未満、超えるも、数字に使われる言葉ですが、その数字を含みません。

60歳未満であれば、60歳は含まれず、59歳より年下の人が該当します。
100万円を超えるであれば、100万円は含まれず、100万より多い金額が全て該当します。

以前、前、以後、後

以前、前、以後、後は、時間、年齢などに使われる言葉です。

以前、以後は、以上や以下、以内と同様に、その時間(年齢)を含みます。
昭和16年4月1日以前生まれの場合は、昭和16年4月1日は含まれ、それより前に生まれた人も該当します。
昭和16年4月1日以後生まれであれば、昭和16年4月1日は含まれ、それより後に生まれた人も該当します。

前、後の場合は、その時間(年齢)を含みません。
昭和62年4月1日前の場合は、昭和62年4月1日は含まれず、昭和62年3月31日より前が該当します。
昭和62年3月31日後であれば、昭和62年3月31日は含まず、昭和62年4月1日より後が該当します。